京都らしさを感じる作品です

本日は月曜日のため、本来ならば休館日でしたが、京都非公開文化財特別公開の開催中ということで臨時開館しておりました。その情報がちゃんと周知されているのか少し心配ではあったのですが、秋晴れのお天気も後押ししたのか、庭園・美術館ともに朝からお客様にご来館いただきました。なかには、入り口にある特別展の立て看板と写真を撮っておられた方も!明るくて可愛い看板なので、記念にぜひ1枚撮影してくださいね。


さて、本日は展示作品のご紹介をしたいと思います。今回ご紹介するのは「五條橋」(夢二郷土美術館蔵)です。

竹久夢二といえば、「夢二式美人」と称される女性のイメージを持たれている方も多いかと思います。そんななかで本作品は、遠景になだらかな山と五重塔が見える、いかにも京都らしい風景を描いたもので、可愛らしさよりも優雅さ、雅やかさを感じる作品といえます。

和傘をさした着物姿の女性がわたっているのは、鴨川にかかる五條橋です。いまでは外国の方がたくさん行き交う観光地ですが、夢二の時代はどんな雰囲気の場所だったのでしょうか??本作品が制作されたのは大正前期なので、約100年の時間が経っているといえます。同じ場所に立って、夢二の時代に思いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。


11月11日(日)まで開催されている京都非公開文化財特別公開期間は、庭園・美術館ともに無休となります。ぜひ明日以降も、紅葉が日に日に美しくなる松花堂庭園とあわせて、特別展もご観覧くださいね。


松花堂美術館HP

平成30年特別展「少女ゴコロと竹久夢二」HP

特別展   少女ゴコロと竹久夢二展

八幡市立松花堂庭園・美術館にて開催される、公益財団法人やわた市民文化事業団設立35周年記念事業・平成30年特別展「少女(オトメ)ゴコロと竹久夢二」の特設ブログです。展覧会会期は10月27日(土)~12月9日(日)です。松花堂庭園とあわせて、ぜひご観覧ください。

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